Earth

映画観たよ:Earth(アース)

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どうも、Noodle.(@Noodle1002)です。今日は作られた物語ではない自然の風景を存分に味わえる映画「Earthアース)」のご紹介。

ディープ・ブルーの製作陣、そして英国BBCが世界中で撮影した動物達を、北極から南極までの地球を縦断する形で追い続けるドキュメンタリーです。ちなみにディープ・ブルーは人間並みの知能を持ったサメが大暴れする方じゃなくて海洋ドキュメンタリー映画の方ですよ。そっちも嫌いじゃないけど。

圧倒的な映像美、そして自然からのメッセージを伝える数珠繋ぎの物語

始まりは北極。春を迎え、巣穴から出てきたホッキョクグマの母と2頭の子供たちのシーン。陸上の肉食生物としては最大のホッキョクグマは巨大で恐ろしい存在ではあるけど、その子供グマ達の愛くるしさといったら。

しかし不穏なナレーションとともに母は2頭の子供を連れ移動を始めます。巣穴にこもって5ヶ月。その間、母グマはいっさい食事をしていないのです。そして温暖化によって北極の氷が溶けるスピードが早くなっていると。これは氷上のアザラシを狩るタイミングを逃す要因にもなるのです。もともと2頭の子供達が大人になるまで生き延びる確立はとても低い…。彼らはそれでも本能に従って狩りをするため旅に出て行くのです。

シーンは次々と変わっていきます。北極からツンドラの大地へ、タイガへ、広大な広葉樹林が広がるジャングルから熱帯雨林、砂漠、サバンナへ、そして広大な海へ。

ツンドラで繰り広げられるオオカミの狩りは鋭利で、熱帯雨林の極楽鳥たちが踊る様子は艶やかで、クジラ達の旅と食事は壮大です。

さすが海外のドキュメンタリー製作陣。その映像美は圧倒的です。技術・文化・道具といった人間が得た便利な物を持たない動物達が繰り広げる生きるか死ぬかの物語を見ると、現代人が暮らしていく上で受ける障害なんか、ホントにちっぽけなものなんじゃないかと思わされます。いや個人的には大変なんだけどねホント。

最終的には地球温暖化への警鐘が映画のメッセージとして紹介されます。私は一時、温暖化懐疑派でしたが、最近は再び温暖化は間違いなく起こっているんだろうと考えています。が、だからといって止めることができるのかと問われると、無理なんだろうなあとも思います。

まだ原因ははっきりしていないですが、もし人間の生活環境が地球温暖化の主因であるとすれば、人間が生きている以上止まる訳はないんですよね。そもそも世界の人口は70億を超えました。果たして温暖化現象を知っている人間自体がこの内の何パーセントいるんだよって話で、そもそも地球の心配どころか自分たちの生活すら一杯一杯な人間も大量にいる訳です。

彼らが欲している生活を豊かにする技術、安全で大量の食料、職、学、そういったものは必ず自然に影響を及ぼすでしょう。簡単な話なんですよね、我々は所謂先進国で生まれ、生活していますが、先ほどの70億人を超える人間が同じ生活をしようとすると、どれだけ自然環境の負担になるか考えればすぐ分かることでもあります。コンクリートや鉄の量、電気を生み出すために必要な物資、人口を支える食料…。ドラえもんでもいない限り解決することはないでしょう。

でもそうは言いながらも、何とかしなきゃいけないと立ち上がるのが人間の良い所でもあります。だってホッキョクグマが頼んできた訳じゃないんですよ。「暑くて氷溶けるの早すぎだから何とかしろガオー」とか。むしろ自然界で出会ってしまえば食われてしまう立場の我々人類ですよ。でも自然環境の変化によって、淘汰されつつある動植物に対して哀れみを持つことができ、そしてそれに対して行動を起こせるっていうのは、人間の美徳だと思います。素晴らしい。でも胡散臭い自然活動家はさっさと滅びればいいと思います。お前らだよお前ら。

とかいう感情を沸き起こさせるドキュメンタリーでした。ただ残念だったのは狩りのシーンというか、命のやり取りが最後まで描かれてなかったことかな。映画の主題ではないから、そう編集されているんだと思いますが、やはり命を奪い食事をしているシーンというのは重要だと思います。子供と一緒に見ていて余計にそう思いました。ちなみにウチの子供は極楽鳥のダンスシーンがとっても楽しかったらしく、5回くらいリピートしてみてました。ってどんだけ面白かったんだよ。

それでは、これにて。

photo by: Satoru Kikuchi

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